強い雨でも雨漏りしにくい傘!!ゲリラ豪雨対応傘 |
気象予報士Kasayanのお天気放談さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/kasayan77/archives/40395985.html
<転載開始>
Kasayanの住む長野市の今朝の空・・・
長野盆地にフタをするような雲に覆われていますが、日の出とともに青空が拡大。
志賀高原方面では天使の梯子が・・・
そして南西方向では・・・
北アルプスが姿を現し、槍ヶ岳もハッキリと見ることができます。
最低気温は14.1℃(05時11分)。
ほぼ平年並の爽やかな朝です。
そんな今朝の実況ですが・・・
台風16号の姿は跡形もなく、低気圧や寒冷前線も東海上へ。
そして、大陸生まれの乾燥した秋の移動性高気圧が、日本方面に南下しています。
衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近で偏西風が南に蛇行していて・・・
悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(偏西風の南への蛇行域)が東海上に抜け・・・
好天パワー(晴天域や高気圧を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(偏西風の北への蛇行域)が朝鮮半島付近を東進中。
したがって・・・日本付近はこれから天気回復。
関東付近に残っている前線の降水帯や、本州上に点在している降水域も解消して、秋晴れエリアが拡大してくると思われます。
でも・・・台風17号がジワジワと北上しているので、台風17号の動向もチェックしておかなければなりませんね・・・
ということで・・・まずは普通の天気図を使って、明日夜までの気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
明日夜にかけて、日本付近を移動性高気圧が通過しますから、日本付近は秋晴れベース。
その後ろ側・・・朝鮮半島付近には、次の移動性高気圧が控えていますから、明後日日曜日も秋晴れの予感がします。
また、力強い?高気圧が台風17号の北上をブロック。
このため、高気圧と台風の間で気圧の差が大きくなって、伊豆諸島方面で等圧線が混雑し始めます。
この週末・・・秋晴れベースでも、太平洋側で東寄りの風が強まることと、波が高くなる(うねりは勿論)こと・・・には注意しておいたほうがイイでしょう。
それでは今日の空模様・・・専門の天気図を使って詳しくチェックしていきましょう。
まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・実況でチェックしたように、悪天パワーを持った上空の気圧の谷(赤の点線)が東海上に抜け・・・好天パワーを持つ上空の気圧の尾根(水色の点線)が北日本に接近することが計算されています。
このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根に対応して、秋の移動性高気圧が北日本に移動。
低気圧や前線の降水域は東海上に抜け、乾いた秋の晴天域に覆われることになります。
この点・・・再び上段の図・・・今夜、西日本方面に上空の比較的浅い気圧の谷が接近してきますが・・・日本付近・・・台風16号崩れの低気圧が早く通過し、特に空気が乾燥しいるのが西日本ですから・・・下段の図・・・台風からの暖湿気が流れ込みやすい太平洋側中心に、夕方以降雲が広がる程度で済むと思われます。
それでも一応、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の様子もチェック。
日本付近では、大陸から流れ込む寒冷乾燥空気が優勢。
西日本の太平洋沿岸には暖湿気が流れ込みやすいようなので、条件次第では弱い雨くらいはあるかも???(重箱のスミをつつき破る?)
また、近畿から長野県付近にかけても、海風が暖湿気を運び込むようですが・・・高気圧の下降気流領域ですから、山沿い中心に雲が広がる程度で済むと思われます。
続いて、大気の状態を不安定にして・・・発生した雲を雨雲に成長させ・・・局地的な雨をもたらすかもしれない上空の寒気の様子も・・・念のため目を通しておきましょう。
こちらも上段の図から・・・空模様の骨格と同じ上空約5700mの気温分布ですが・・・上空の気圧の谷の通過に伴い、北海道を-18℃以下の寒気の谷が通過。
一方、西~東日本上空は、上空の気圧の尾根(偏西風の北への蛇行域)が通過するので・・・どちらかといえば、平年より高めになっているようです。
とすると・・・寒気の谷が通過する北海道では、大気の状態が不安定になりそうですが・・・地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)にも・・・下段の図・・・6℃以下の寒気の谷がやってくるので、相対的に大気は安定傾向。
今日は全国的に大気は安定傾向で推移するようですから、突然湧き上がる雨雲に注意する必要もなさそうです(小笠原方面を除く)。
それでは以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(シミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
紫色は下層雲。
西日本太平洋側では一時的に雲が広がる時間帯もありそうですが・・・全般に秋晴れベースといってよさそうですよね?
ただ、台風の北上とともに太平洋沿岸で次第に強まる東寄りの風が暖湿気を運び込み・・・九州南東岸や四国南岸・・・今夜遅くから局地的な(山岳風上斜面など)雨がありそうです。
最後・・・気になる台風17号の動向ですが・・・
予想進路は、米軍、気象庁ともに以下のURLで最新のモノをチェックしていただくとして・・・・
米軍予想進路図(JTWC)(日本時間への換算は+9時間): http://www.usno.navy.mil/JTWC/
気象庁予想進路図: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
気象庁発表のGSMモデル(スパコンのシミュレーション)を見ると・・・・
右側の図・・・30日頃、関東沖に接近して、北東に進む模様。
というもの・・・左側の図・・・上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)が西から進んできて、偏西風の強風帯が南下・・・この偏西風が、台風を北東に押し流してくれるから。
この上空の気圧の谷の接近が遅れれば、台風はもっと陸地に接近することに・・・・
一方、計算値より早めに接近すれば、沿岸部に雨すらもたらさず早めに北東に遠ざかってくれることになります。
このあたりが今後の注目点。
ちなみに、アメリカ気象機関(NOAA)と、ヨーロッパ中期予報センターの計算値は・・・
アメリカ海軍HP(GFSモデル): https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html
ヨーロッパ中期予報センター: http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
気象庁のGSMモデルより早めに北東進することを示唆しています。
いずれも予想進路図の予報円の範囲内の出来事ですから、どれが正しいということではありませんが・・・チョッピリ安心できる状態になってきたようです。
府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
(マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/
(マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
<転載終了>
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