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ノーベル賞が示す日本の科学技術力 ネット上には「中国人はすぐにお金にならないことには興味ない」の声も=中国版ツイッターさんのサイトより
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大教授の赤崎勇氏、名古屋大教授の天野浩氏、米カリフォルニア大教授の中村修二氏の3名に授与すると発表した。
天野氏、中村氏の受賞によって日本人のノーベル賞受賞者数が米国籍の南部氏を含め22人となった。自然科学分野においてノーベル賞を受賞することは、画期的な発明などの功績が認められたことを意味し、日本が多くのノーベル賞受賞者を輩出していることはそれだけ多くの発明が日本でなされたことを意味する。
一方、中国在住の中国人としてのノーベル賞受賞者数は2名で、平和賞1名、文学賞が1名にとどまっている。自然科学分野における中国の受賞者は今なおゼロであるのに対し、日本では大半が自然科学分野での受賞という違いもある。
2014年のノーベル物理学賞を日本人3名が受賞したことについて、中国の大手検索サイト百度の掲示板に「また日本人がノーベル賞を受賞した」というスレッドが立てられたので覗いてみると、「日本の科学分野におけるチカラはすごいとしか言い様がない」、「確かにLEDは誰もが使用している技術だ。ノーベル賞は納得だ」といった称賛の声が多く寄せられていた。
また、中国が自然科学分野でノーベル賞を獲得できていないことを嘆く声のほか、「中国人はすぐにカネになること以外には興味がない」という鋭い指摘も。
自然科学分野における基礎研究は成功するかどうかの保証がない状況で、長年にわたる研究が求められる分野であり、当然ながら成果が出せずに終わる研究も少なくないであろう。金銭的リターンを追求することが難しい分野であり、中国人ネットユーザーのコメントのとおり「目先のカネ」ではなく、たゆまぬ努力が求められる分野と言える。(編集担当:村山健二)
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なぜ日本は多数のノーベル賞受賞者を輩出できるのか=中国メディア
スウェーデン王立科学アカデミーが7日、2014年のノーベル物理学賞を青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大教授の赤崎勇氏、名古屋大教授の天野浩氏、米カリフォルニア大教授の中村修二氏の3名に授与すると発表した。中国メディアの新華社は8日、「なぜ日本は22人ものノーベル賞受賞者を輩出できるのか」と論じる記事を掲載した。
記事は、米国籍の南部陽一郎氏を含め、日本人のノーベル賞受賞者が22名に達したことを紹介、文学賞が2名、平和賞が1名であるほかは物理学賞や化学賞、生理学・医学賞などでの受賞者が大半であるとし、「米国籍の南部氏を含め、日本のノーベル賞受賞者は日本国内で行った研究が評価されて受賞している」と指摘。日本が多くのノーベル賞受賞者を輩出している点は「中国にとって参考とすべき点が多い」と論じた。
続けて、早稲田大学創造理工学部の森康晃教授の話として、日本は江戸時代から基礎研究を重視し、人材を育成してきた背景があるとし、数学などの分野では独自の研究も行われていたと紹介。続けて、日本の科学者がノーベル賞を受賞できるのは「一朝一夕の研究によるものではなく、長期間にわたる知識の蓄積があるため」と論じた。
さらに記事は、第2時世界大戦後の日本は科学技術を国の柱とすることを定めたと紹介。日本には研究を資金的にバックアップするための機構もあるほか、5年ごとに見直しが行われる「科学技術基本計画」で研究の予算が確保され、研究者らは大学や企業、国などから支援のもとで安心して研究を行える環境があると論じた。
続けて、江戸時代末期において江戸に住んでいた成人男性の識字率が70%に達していたことに驚きを示したうえで、「ロンドンの識字率は20%、パリに至っては10%以下だった」と指摘、日本は「伝統的に教育を重視している国だ」と伝えた。
さらに第2次大戦後に日本が教育の均一化を図ったことで「僻地でも都市部と同等の教育を受けられるようになった」とし、伝統的に教育を重視する国民性とともに、学ぶ喜びを得られる環境が整備されていることがノーベル賞受賞者を多数輩出できる基礎になっていると論じた。(編集担当:村山健二)
参照
http://news.searchina.net/id/1545684?page=1
http://news.searchina.net/id/1545672?page=1
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中国人が見た、日本人のノーベル賞受賞
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